メタ認知 ~D-MCT:メンタルフィルターと過度の一般化~

木々の緑の深みも増し、夏めいてまいりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。


さて、本日はメタ認知のプログラムについてご紹介します。

メタとはギリシャ語で「~について」という意味があります。

認知とはわかりやすく言うと「考える」ことです。

つまりメタ認知とは「考えることについて考える」と訳すことができます。

今回はうつ病のためのメタ認知トレーニング(D-MCT)、「メンタルフィルター」と「過度の一般化」について学びました。

うつ病の方の多くが独特な方法(「メンタルフィルター」や「過度の一般化」)で情報を処理していると言われています。このうつ病的な考え方のパターンは現実に基づかなかったり、一方的だったりします。これを考え方の偏りといい、これがあると症状が重たくなります。

「メンタルフィルター」とはちょっとしたマイナス面を探してそれに注目してしまうことです。

「過度の一般化」とはたったひとつのネガティブな出来事を基準に、その他もすべて同じようにネガティブだと考える歪みをいいます。

例えば「自分はいつも失敗ばかりしている」、「試験でうまくいったためしがない」などが該当します。

過度の一般化やメンタルフィルターの悪循環から抜け出すためには「その場にいた信頼できる人にその状況についてどう考えるか尋ねてみる」や「代わりに仲のいい友人に自分が助言するとしたら何と言うか考えてみる」や「悪い状況をこっけいで面白い事のように想像してみる」ことをしてみると良いかもしれません。


私自身、過度の一般化をして自分はいつもだらしがなく、失敗ばかりしていると落ち込みやすいので考え方を方向転換してみようと思います。

CONOIRO

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